SSH のセキュリティ設定メモ
SSH のセキュリティ設定について
不要なものはすべて制限し、例外的なものを Match 構文で上書き許可する
/etc/ssh/sshd_config
基本的な認証セキュリティの設定
root ユーザによる直接ログインを不許可
PermitRootLogin no
パスワード認証を不許可
PasswordAuthentication no
Match 構文
Match 構文による設定は OpenSSH 4.4 以降のバージョンで使用可能です。外部からは公開鍵認証だが、内部からはパスワード認証可にしたいなど条件によって設定を変えたい場合は Match 構文を利用する。
Match 構文は必ず設定ファイルの最後にまとめて記述する。
Match 構文による条件式
- Match User %{ユーザ名}
- Match Group %{グループ名}
- Match Host %{FQDN}
- Match Address xxx.xxx.xxx.xxx
FQDN は対象サーバ内での名前解決結果に依存、 /etc/hosts
ファイルで静的定義したものも有効です。IP アドレスは、任意のオクテットでワイルドカード ‘*’ を使用可能です。
再定義可能な設定オプション
下記以外の設定項目は Match 構文による再定義は出来ない
- AllowTcpForwarding
- Banner
- ForceCommand
- GatewayPorts
- GSSApiAuthentication
- KbdInteractiveAuthentication
- KerberosAuthentication
- PasswordAuthentication
- PermitOpen
- RhostsRSAAuthentication
- RSAAuthentication
- X11DisplayOffset
- X11Forwarding
- X11UseLocalHost